奈良市は、登録有形文化財のJR帯解(おびとけ)駅舎を復原する費用の一部に充てるため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで支援を募っています。開始6日で目標額100万円に到達し、2026年1月14日15時時点の寄付総額は6,254,500円、支援者は427人となりました。市は新たにネクストゴールを1,000万円に設定し、支援拡大を呼びかけています。駅舎は1898年に奈良鉄道の駅として開業し、1926年に改築された木造駅舎で、2022年に登録有形文化財に登録されました。明治期私鉄駅舎の姿と大正期以降の地方駅舎の面影を残す点が特徴です。復原整備は「1926年(大正15年)当時」を基準に、合板やアルミサッシなどで損なわれた外観・内観を木造駅舎らしい姿へ戻し、耐震補強や経年劣化、シロアリ被害箇所の修理も行う計画です。2019年に住民の保存活動が始まり、2021年にJR西日本から奈良市へ無償譲渡された経緯があり、市は2026年の工事を経て2027年春の利用開始を目指します。復原後も現役駅舎として使いながら、観光案内や交流の場として地域資源と連携した活用が進むかが焦点です。

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